外国語学習と身体知とは?

ぴーのの独り言
この記事の要約

身体知=自分の感覚・意識を言語化したデータを基盤に行う研究
外国語学習=フィンランド語&スペイン語を勉強します

言語学習のコツを知りたい!

フィンランド語とスペイン語学習の中で感じたことをこのブログに残していきます。自分の文章を分析して、最終的に言語学習のコツを自分なりに見つけたいです。

初めまして、ぴーのと申します。ブログをご覧頂きありがとうございます!
一番最初の投稿なので、初めに私のブログテーマである「外国語学習と身体知」が何を意味しているのかをご説明し、このブログで何を発信していきたいのかまとめたいと思います。

まず身体知とは、自分が体験した感覚や感情(=身体)を研究材料にその分野の知識や気づき(知)を深めていく研究手法の1つです。研究というのは通常自分とは全く切り離された、客観的なデータや他の研究者の論文を基盤に行いますが、身体知では「自分がどう感じたか」を文章等にまとめていき、それを研究データとして使います。


身近な身体知で言うと、例えば「コツ」と呼ばれるものがありますよね。50mを早く走るコツとは何なのでしょうか?一般的には「脇を締めて走る」とか「身体を真っすぐにして姿勢よく走る」とか言われています。でもそのアドバイスをもらって途端に足が速くなる人は少ないと思います。
脇を締めるって具体的にどういうこと?フワッと締めるのか、脇に挟まったリンゴを潰す勢いで締めるのか。身体を真っすぐにというのは、地面と垂直ということなのか、地面に対して45度の角度なのか。色々な解釈の仕方があります。身体知では自分のそういう細かい感覚や意識をなるべく具体的に言語化していきます。例えば毎日30分トレーニングをして、身体の感覚・何を意識したか・何に気が付いたか等、とにかく毎日言語化するのです。いつか「あれ、今日は上手く走れる」という日が来たり、実際にタイムが短くなる日が来るはずです。その時にこれまで付けていた日記を分析すると、どういう要因でその結果になったのかわかります。スランプの時も然りです。この分析を続けていくと、私なりの走るコツが確立されていきます。


、、とここまで大口を開いて解説しましたが、私は研究者ではない&短距離走名人でもないので色々正確ではないと思います。詳しい情報を知りたい方は是非調べてみてください!


さて私のブログテーマに戻りますが、私はこの日記を通した分析を言語学習でやりたいのです。言語の習得というのは不思議なものです。最初は全く単語の意味も発音も文法も何も分からないのに、気が付いたら周りの人が話している会話が理解できたり、深く考えなくても言いたいことを相手に伝えたりできるようになります。 私は大学からドイツ語を勉強し、1年間の交換留学を経て、現在はドイツ国内で働いています。今年Goetheというドイツ語の語学テスト(TOEICのようなものです)で最高難易度のC2レベルに合格しました。


私は今月からフィンランド語とスペイン語の授業に週1で通っています。久々に新しい言語の勉強をして、自分が外国語を理解できない・自分の意思を全く表現できないということにショックを受けました。その時、自分がドイツ語を習い始めた時のことを思い出しました。ドイツ語を始めた時もこうだった。ドイツ語初級者向けのYoutube動画を見ても何も分からない。課題で出た独作文はほぼ全部の単語を辞書で調べて、文法ガン無視で単語だけ並べて。でも気が付いたら自分にとってドイツ語は自己表現ができる外国語の1つになっていたのです。


「できない」から「できる」の間には何が起こったのか。言語学習というのはどういう過程で進んでいくのか。そして言語学習のコツとは何なのか。言語習得の不思議を私なりに研究したいと思いました。それなら、これから新しい言語を勉強したいと思っている私自身の実体験を使えばいいのではないかと思ったのです。


これから毎日フィンランド語とスペイン語の勉強をして、その時の自分の感覚や意識をこのブログに残していこうと思います。もし興味があればたまに覗いてみてください。皆さんの外国語学習の体験談もコメントでお待ちしてます。

この記事を書いた人
ぴーの

ドイツ在住のぴーのです。ドイツ語C2レベル。最近フィンランド語とスペイン語の勉強を始めたので、学習体験を日記として綴っています。目指せ言語マスター!

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